東海道・山陽新幹線「のぞみ34号」の台車に亀裂が見つかった問題で、JR東海が川崎重工業製台車の「排除」に乗り出した。同新幹線の車両の7割を持つJR東海の判断は、今後の川重の鉄道事業にも影響を与えそうだ。
川重、鉄道事業にダメージ
川重は鉄道車両が中核となる「車両事業」の売上高が2017年3月期は1371億円で、売り上げ全体の約1割を占めている。納入先も多岐にわたっており、新幹線では東海やJR西日本のほか、東北新幹線などを運行するJR東日本とも取引がある。
東海道新幹線は、東京から新大阪までで、東海が運行を担う。山陽新幹線は新大阪から博多までで、西が担う。ただ、車両は相互に融通しており、両線をまたぐ場合は、新大阪駅で乗務員が乗りかわる。
東海が所有する車両の台車は…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
進化する新幹線のいま
進化を続ける新幹線について、注目の話題を集めました。[もっと見る]