小笠原一樹
吹き上がる風に乗り、スカイダイビングのような爽快感を屋内で体験できる越谷市の「フライステーション」が人気だ。日本初の「屋内スカイダイビング」施設として昨年4月に開業し、これまでのべ1万人が体験。3月末には日本初の国際大会も始まり、21カ国60選手が技を競う。
「力を抜いて、両手を前に。あごは上げ、腰はぐっと前に」。インストラクターに導かれ、時速200キロ前後の強風が下から吹き上がる風洞に記者が入ると、全身がぐっと浮き上がり、2メートルほどの高さで床面と平行になった。
姿勢を崩すと風を受ける面積が狭くなり、徐々に落ちてしまう。かと思えば、インストラクターに誘導してもらって高さ10メートル近くまで急浮上。本当に空を飛ぶような体験だった。
施設によると、風洞は軍事研究…