世界一の「高齢化チーム」、いざ平昌へ アイスホッケー

有料記事

加藤諒
【動画】アイスホッケー日本代表チームのおじさん頑張る=竹谷俊之撮影
[PR]

 平均年齢42歳――。平昌パラリンピックに出場するアイスホッケー日本代表は、20年前の長野大会のメンバーも交じる世界一の「高齢化チーム」だ。スピードやスタミナ面ではハンディがあるが、長くいっしょにいる分、チームワークはピカイチ。10日、初戦で開催国の韓国と戦う。

 長野県岡谷市のリンク「やまびこスケートの森」。氷上練習を終えた選手らが、基礎トレーニングを始めた。アップテンポな音楽が響く中、綱を上下に振ったり、体幹を鍛えたりする。頭に白髪が交じり始めた選手たちからは、うめき声が漏れ、汗がしたたる。

 メンバー17人中、40歳以上は10人、20代は29歳の1人しかいない。2位のスウェーデンに6歳の差をつけ、ダントツの1位だ。最高齢はGK福島忍選手(61)。試合中は最後尾からチーム全体に目を配り、若手に声を掛けて和ませる「おじいちゃんキャラ」だ。笑顔の裏で、「体の痛い所が日々変わる」と体力の衰えと闘っている。

 高齢化の背景には、圧倒的な…

この記事は有料記事です。残り560文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら