「ため」不足の高木美帆、ピークは次戦以降か 清水宏保
長野五輪金メダリスト
清水宏保の目(女子3000メートル)
レース前の高木美帆の練習を見ていて、「あれっ、調子が悪いのかな」と感じた。それが、結果に出てしまった。
高木美の強さの源は、楽をしない滑りだ。
スケートは前に進むとき、一度、つま先を体の外側に向けてから、内側に切り込む動きを行う。振り子のような動きだ。この、内側に切り込む動きが推進力を生むが、足の筋力を使うので、疲れる。「楽に滑ろう」とすると、外側を向く時間が長く、内側に切り込んでからの時間が短くなる。
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最近の高木美の滑りは、この…
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