ちょうちん掲げぶつかり合う 三重の奇祭「ヤーヤ祭り」
岡本真幸
【動画】白装束の若い男衆がぶつかり合う奇祭「ヤーヤ祭り」の練り
豊漁と豊作を祈願する三重県尾鷲市の奇祭「ヤーヤ祭り」の練りが2日夜、市内3カ所で始まった。
白装束に身を包んだ若い男衆が3カ所に分かれて集合。ちょうちんを掲げて「チョウサじゃ」という威勢のいい掛け声を上げ、狭い路地で二手に分かれた後、徐々に間合いを詰め、思い切りぶつかり合った。
尾鷲神社の祭礼として約350年前から催され、「ヤーヤ」の名称は戦国時代の武士の名乗りに由来すると伝わる。練りの後、男衆は海に飛び込んで身を清め、神社に参拝した。
練りは4日まで毎晩あり、祭礼最終日の5日は大名行列などが市内を巡る。(岡本真幸)