やり直しがきかないからこそ(小原篤のアニマゲ丼)

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 昨年11月末に来日した「ぼくの名前はズッキーニ」(2月10日公開)のクロード・バラス監督のお話をご紹介します。本当はもう少し早く本欄に書きたかったのですが、12月はいろいろネタが詰まっていてこんな時期に。でも新年一発目のネタにふさわしい、心洗われる感動作です。

 2016年の仏アヌシー国際アニメーションフェスティバルで長編部門最高賞と観客賞をW受賞したスイス・仏合作の人形アニメ。孤児院の子供たちが人生への希望を見いだしていく物語で、66分という長さに涙と笑いと幸せがギュッと詰まっています。

 丁寧かつ素朴な作りの人形アニメですが、バラス監督に一番聞きたかったのは「CG畑出身のあなたがどうして人形アニメに魅せられたのか?」ということ。

 「私は美術学校でまず美術の…

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