ジャンプは高水準、ターンに課題 佐藤信夫が斬る全日本
フィギュアスケートコーチ
佐藤信夫の目
24日まで行われた全日本選手権では、女子が高いレベルのプログラムを滑っていることに驚いた。女子最高の技と言われていた3回転ルッツ―3回転トーループという難しい連続ジャンプを、中位以下の選手や若手も跳んでいた。転倒のような大きなミスも少なく、多くがかなり難しいことをやっていた。
荒川静香が金メダルを取った2006年トリノ五輪でこの連続ジャンプを跳んだ選手は外国人選手の1人だけだった。浅田真央が銀メダルを獲得した10年バンクーバー五輪でも、この連続ジャンプを跳んだ選手は金姸児(キムヨナ、韓国)だけだった。それが、今大会では24選手中12人が着氷させた。
浅田の代名詞でもあったトリプルアクセル(3回転半)も、今では15歳の紀平梨花(関大ク)をはじめ、何人かの選手が跳び始めている。若い世代が日本を代表する選手になったとき、世界の上位選手と競い合えると思った。
一方で、ステップはどの選手…
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