芸人と老婆の温かな2人暮らし 「大家さんと僕」(矢部太郎)

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松尾慈子
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漫画偏愛主義

 お笑いコンビ・カラテカ矢部太郎が初めて描いた漫画だそうだ。彼らしいとつとつとした語り口にシンプルな絵柄。それが読みやすい。10万部超の大ヒットの本作、各メディアで大絶賛だが、私も矢部を応援したい一人なので、改めてご紹介したい。

 私にとって矢部太郎といえば、90年代から2000年代に大人気だった日本テレビ系の番組「電波少年」だった。矢部は「外国人を笑わせてみたい」と言ったばかりに、部屋に閉じ込められ、語学習得を命じられる。テストに合格しないと3度のご飯も与えられない。当時20代、必死にがんばる矢部に、私は心からエールを送ったものだ。

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 そして彼は11カ月でスワヒ…

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