踊りながら跳ぶソ連流、日本に注入 羽生の都築元コーチ

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 日本のフィギュア界は旧ソ連やロシアから大きな影響を受けてきた。その先駆者となったのが、都築章一郎だった。

 都築と教え子でペア選手だった長久保裕は1969年、モスクワでの国際大会に参加し、強豪ソ連の踊りながら跳ぶ演技に驚いた。

 長久保はソ連の指導書を「今も生きる僕の手本」と言い、五輪金メダルの荒川静香や世界選手権3位の本田武史らを育てた。

 都築は、ソ連の指導を直接受けさせたいという思いを20年後に結実させた。旧ソ連の名コーチ、ビクトル・ルイシキンを自身が運営するリンクの従業員として迎えた。滞在は毎年春と冬に1カ月ずつ、夏に2カ月。夏だけで約300万円、自腹を切った。

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