山口出身・松村邦洋さん、戊辰戦争と会津を語る

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聞き手・池田拓哉
【動画】戊辰戦争に学ぶ 松村邦洋さんインタビュー=石塚広志撮影
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 1868年、徳川の世を終わらせた新政府軍(西軍)は、幕府を支えてきた会津に向けて進軍し、福島県内各地で激戦が繰り広げられた。その戊辰戦争から今年で150年。戊辰戦争を振り返り、歴史を学ぶ意味は――。山口県出身で歴史に詳しいタレントの松村邦洋さん(50)に聞いた。

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 中学生の時、NHK大河ドラマ「獅子の時代」を見ていました。菅原文太さんが演じる会津藩の下級武士、平沼銑次の一家が、鶴ケ城を舞台に戦う。斗南に移住し、貧しさから刀を売ろうとする父親役の加藤嘉さんの演技にも心を打たれました。

 熱い気持ちでドラマを見た後、百科事典を開いて「松平容保とはこんな人だったんだ」などと調べたことも。「だげんじょ」(だけれど)という言葉を知ったのも、その時です。

 その3年前の「花神」では長州から見た幕末が描かれていました。「禁門の変」では長州が薩摩・会津にやられています。「賊軍」とされていた人たちが「官軍」になり、「官軍」だった人たちが「賊軍」と呼ばれる。「獅子の時代」を見て、同じ時代でも受け取り方が違うものだと感じました。それぞれの人に、一生懸命に生きたドラマがあったのだと思います。

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 会津も薩長も、この国を良く…

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