小さないのち 育ちを支えて
2008年夏、終日カーテンを閉め切った宮城県内のアパートの1室。母親(44)は、出しっぱなしのこたつの前に座り、朝から晩までビールを飲んでいた。血を吐いても飲み続けた。
空のビール缶が散乱する室内には当時5歳と4歳の娘2人もいたが、食事もろくに与えられていなかった。娘たちは空腹に耐えかね、母親に見つからないよう押し入れに隠れ、カップラーメンに水を入れて食べたこともあったという。
酔った母親が娘たちをしかり…
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