茨城)KAYAさん、亡父を手本に大道芸 24日に披露
鹿野幹男
【動画】大道芸人のKAYAさん=鹿野幹男撮影
今春、筑波大学大学院を修了した大道芸人のKAYAさん(24)=本名・栢分(かやわけ)雄基=が24日、「水戸まちなかフェスティバル」に出演する。「人を笑顔にする仕事がしたい」。8年前、42歳で亡くなった父啓光(ひろあき)さんの柔らかい語り口をお手本に、舞台に立つ。
6月18日、千葉県の松戸駅東口前。KAYAさんが塩ビ管の円柱の上に重ねた台に立った。不安定な姿勢で3本の杖を次々に放り投げ、キャッチする。
観客は妙技にみとれ、芸が終わっても声が出ない。「成功したら拍手お願いしますって言ったじゃないですかあ」。KAYAさんは腰をかがめて哀願調で呼びかけた。その様子がおかしく、子どもも大人もつられて笑い、拍手がわいた。最初は、半分しか埋まらなかったパイプいすの座席が、終わるころにはほぼ満席になっていた。
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