【アーカイブ】(北極異変)アラスカ新風景 森林火災・開発・温暖化… 夏の「造形美」を見た

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【2006年9月4日朝刊28面】

 夏のアラスカは、光と色彩であふれている。

 深緑のタイガ(針葉樹林)、ピンクのじゅうたんを広げるヤナギラン。エメラルドの海に注ぐ白い大氷河。森が焼けた跡の黒や茶は、ちょっぴり悲しい色合いだ。昼の強い日差しで川面はまばゆく輝き、真夜中の太陽は大地をあかね色に柔らかく染め上げる。

 北海道大を中心とする森林火災の調査班に同行し、7~8月にアラスカを訪れた。本社機「あすか」は研究者を乗せて火災現場や焼け跡を飛ぶ一方、北極域の自然が織りなす造形美をとらえた。

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 森林火災に遭うと、タイガの…

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