ゾンビも列車も止まらない(小原篤のアニマゲ丼)

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 アメリカ人が何でもゾンビ化し日本人が何でも美少女化するなら美少女をゾンビ化すればいいじゃん!と思ったらそんなものはとっくに山ほどあってゾンビのBLやポルノや絵本まで存在する昨今、愉快痛快なゾンビ映画が2作、韓国からやってきました。

 1日から公開中の実写映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年)と30日公開のアニメ映画「ソウル・ステーション/パンデミック」(2016年)。2本とも監督は1978年生まれのヨン・サンホさん。韓国を代表するアニメクリエーターで、初の実写に挑戦した「新感染」が本国で大大大ヒット。プロモーションで来日したのでインタビューしてきました。

 「元々ゾンビ映画が好きなんだ。ほかのモンスターは、吸血鬼にしろオオカミ男にしろ九尾のキツネにしろ、美しかったり特別な能力があったりするけど、ゾンビは醜いし強くもない。ただ集団になると巨大な力を発揮する。平凡な群衆の象徴だ。そこに社会的な意味を込められるのが、作り手からすると面白い」

 「ソウル」と「新感染」は同…

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