千葉)オオカミ型ロボでイノシシを撃退 JA木更津市
堤恭太
【動画】イノシシから農作物を守るために設置されたオオカミ型のロボット=堤恭太撮影
イノシシなどから農作物を守るために、JA木更津市はオオカミ型のロボット「スーパーモンスターウルフ」を市内の水田に設置した。近づくとオオカミの鳴き声を発し、点滅するLEDライトで威嚇する。9月初めまで実証実験を行い、効果を確かめる。
このロボは全長65センチ、高さ50センチ。毛皮などを使って顔や姿を野生動物の天敵であるオオカミに似せた。イノシシなどが近づくと赤外線センサーで探知し、オオカミの鳴き声を最大90デシベルで鳴り響かせる。さらに、目の赤色のLEDライトも点滅させながら首を左右に振る。ロボに慣れるのを防ぐために、鳴き声を変えることもできる。電源は太陽光で充電できるバッテリーを採用した。
このロボは太田精器(北海道奈井江町)が、クマやシカの被害を防ぐために北海道大、東京農業大と6年前から共同で開発を進めてきた。音が聞こえる約1平方キロの範囲でクマが寄りつかなくなるなどの効果があったという。このことをJA木更津市が業界紙で知り、11日から同市矢那地区で実証実験を始めた。
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矢那地区では稲の収穫のシー…
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