前川氏、「個人攻撃」に反論 菅官房長官と真っ向対立も

有料記事

岡戸佑樹 杉浦幹治
[PR]

 「そのような事実はございません」「事実に基づいて発言しています」――。学校法人・加計学園の獣医学部新設をめぐって10日あった衆参両院の閉会中審査では、前川喜平・前文部科学事務次官と菅義偉官房長官が真っ向から対立する場面もあった。議員からは、出会い系バーや一連の文書の出元に関する個人攻撃とも取れる質問も飛んだ。

 「いま官房長官がおっしゃった経緯は全く事実に反します」。前川氏が強い口調で菅氏に反論したのは、自身の辞任の経緯について民進の蓮舫氏に聞かれた時だ。

 菅氏は5月、天下り問題で1月に辞任した前川氏について「地位に恋々としがみついた」と批判していた。この日、蓮舫氏から発言についてたずねられた菅氏は「事実に基づいて発言している」と主張。杉田和博・官房副長官から報告を受けていたとして「前川氏からせめて3月まで次官を続けさせてほしいという話があった」と述べた。

ここから続き

 これに対し前川氏は、年明け…

この記事は有料記事です。残り612文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら