【動画】ブリリアンの徳田浩至さん、アメフットの魅力を語る=榊原一生、竹花徹朗撮影

 社会人アメリカンフットボールのXリーグ(日本社会人アメリカンフットボール協会、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社主催)は26日、東、中、西の3地区から計18チームが参加して開幕する。法政大学時代に主将として全日本大学選手権決勝の甲子園ボウル出場を果たし、現在はお笑いタレントのブルゾンちえみさんと「ブルゾンちえみ withB」として共演する、ブリリアンの徳田浩至さん(29)に競技の魅力や思いを聞いた。(聞き手・榊原一生)

お笑いに生きた瞬間があった

 ――存在感抜群のブルゾンちえみさんがwithBの2人を両脇に並ばせるスタイルがウケて、芸能界でブレークしました。アメフットで鍛えた身長182センチの体が生きていますね。

 「去年、マネジャーさんに『ネタ合わせがあるから』と部屋に呼び出されたんです。そこにいたのがブルゾンさんでした。ブルゾンさんから、『じゃあ、早速だけど脱いで』と言われ、訳も分からず相方と服を脱いだんです。じっくりと体を見られたあと、『合格』と。アメフットがお笑いに生きた瞬間でした」

 ――そもそも競技を始めたきっかけは?

 「小、中学校で野球をやってて、高校では野球部か興味のあったギター部に入ろうと思ってたんです。迷ってたらアメフット部の人につかまって、『キャッチボールやってみようや』って。とにかく『うまい』『上手』と褒められて、気付いたら翌日も通っていました。アメフットだけに作戦にハマった感じです」

 ――法大では主将も務めました。ブルゾンさんのネタのセリフではありませんが、主将就任は名前が挙がるのを“待つの”ですか? それとも自分から?

 「ハハッ。自分から立候補はしない、待つの、です。チームのみんなが、キャプテンは熱いヤツにやってほしいと思ってた。だから全員で投票したら、自分が選ばれるという予感はありました」

 ――法大4年だった2009年の甲子園ボウルでは関大と対戦。敗れはしましたが、2万5千人の観衆を盛り上げました。

 「印象深いのは、あの大観衆です。小学校の卒業文集に、将来の夢を『有名人』って書いたんです。とにかく小さい頃から目立つのが好きでしたから。甲子園ボウルで入場するときの歓声は、鳥肌が立つぐらい気持ちよかった。あの感動は忘れられません」

 ――そして卒業後にお笑いの世界へ。

 「自分の能力に限界を感じていたので、アメフットを社会人でもやろうとは思わなかった。ただ有名になって、またあの甲子園での感覚を味わいたいという気持ちがずっとありました。その近道をずっと考えて考えて、出した答えがお笑い芸人でした」

 ――お笑い芸人としてステージ…

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