宝塚線の脱線事故現場、整備計画を決定 JR西、広場に

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広島敦史 千種辰弥
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 107人が死亡した2005年のJR宝塚線(福知山線)脱線事故の現場について、JR西日本は23日、電車が衝突したマンション東側を広場とする整備計画を最終的に決定し、遺族らに説明を始めた。整備は18年夏までに完了させる。

 計画では、マンションを背にした場所に、手を合わせた形の慰霊碑を建立。両側に犠牲者名を50音順に刻んだ名碑と、哀悼の意を記した碑を置く。そばには、事故の概要と「企業としての責任を果たしていなかったことを深く反省」とおわびの言葉を記した碑を設ける。休憩室を備えた管理棟も建て、誰でもいつでも訪問できるようにする。

 犠牲者の名前を外から見えないことを望む遺族に配慮し、一部の犠牲者名は名碑の内部に納める石板に刻む。敷地の南東角の管理棟には犠牲者への手紙や千羽鶴を置く「追悼の空間」と事故の資料室を作る。

 計画は当初、3月までに決め…

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