線は震える、画面は割れる(小原篤のアニマゲ丼)
「八つはやり過ぎ」ドリエセン、あーこりゃこりゃ。
……と、タイトルから続けて読むと都々逸もどきになっておりますがそれはさておき。短編アニメの巨匠、オランダのポール・ドリエセン(Paul Driessen)さんが自作上映と講演をするというので聴いてきました。
独特の震えるような描線、シンプルなキャラクター、軽妙なユーモアにブラックなギャグ。そして、画面を分割して複数のストーリーラインを同時並行的に展開する手法を追究しています。講演で過去の作品に触れ「八つに分割したのはさすがに多すぎた」とおっしゃっていましたが、「画面分割」といえば日本ならトミノ・ヨシユキ、欧米ならポール・ドリエセン(乱暴なくくり方ですみません)。過去に日本でもDVDが出たことがありますが、今は入手困難なのが残念です。こんなに面白いのに。
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場所は横浜、5月21日。東…
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