上野動物園のパンダ「シンシン」、妊娠の兆候

伊藤あずさ
【動画】妊娠の兆候がみられるシンシンと、オスのリーリー=東京動物園協会提供
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 東京都は18日、上野動物園で飼育しているジャイアントパンダのシンシン(メス・11歳)に妊娠の兆候がみられると発表した。食欲が減ったり、休む時間が長くなったりしているという。ただ、妊娠していなくても兆候が出る「偽妊娠」の可能性もあり、同園が慎重に観察している。

 都によると、シンシンは16日ごろから食べる竹の量が減り、ふんも1日約20キロから同10キロ台になった。横たわるなどして休む時間も長くなったという。同園は今後、シンシンの状態によって来園客への公開中止も検討する。

 シンシンは2月27日、同園のリーリー(オス・11歳)と3回交尾したことが確認された。2011年に来日した2頭の間には、12年に同園で24年ぶりとなる赤ちゃんが生まれたが、6日後に死んだ。13年にも交尾が確認されたが、偽妊娠だった。(伊藤あずさ)

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