母親の愛に飢えた女子たち 「一人交換日記」(永田カビ)

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 【松尾慈子】皆様、あけましておめでとうございます。私は今年もオタクから足を洗わず、漫画を読み続け、愛した漫画を皆様にご紹介したいと思います。

 そこで永田カビの「一人交換日記」。年始早々ディープである。

 前作のエッセー漫画「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」(イースト・プレス)が、「このマンガがすごい!2017 オンナ編第3位」になった永田カビ。私は「レズ風俗」という言葉にひかれて読んでみたのだが、そこに描かれていたのは、風俗に行くほどに人肌に、特に母親の愛情に飢えた、若い女性の赤裸々な心情だった。そして、「今どきの女の子って、こんなに母親の愛に飢えてるんだ。おそらくこの世代には一般的に、お母さんはすごく愛情深いものだと思われているんだ」と慄然(りつぜん)とした。

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