生後1週間、子どもを養子に 「とにかくお金がない」

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畑山敦子 山内深紗子
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 スマートフォンに保存した風呂上がりの女児の写真を、神奈川県の女性(27)はよく眺める。生後1週間で、養親になることを希望していた夫婦に託し、特別養子縁組を結んだ。

 仲介する民間事業者にメールを送ったのは2014年。同居男性との子を身ごもり、6カ月を過ぎていた。育てたかったが、男性は「余裕がなく無理だ」と応じなかった。建設会社に勤め、前妻に子どもの養育費を月5万円払い、残りの月収約15万円と女性のアルバイト代5万円前後で生活していた。女性には生活費を補うため約200万円の借金があった。

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 ひどいつわりで働けなくなり…

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