続々「クライシス2016」(小原篤のアニマゲ丼)

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 アニメの本数がこのまま増え続けたら2016年には作る側のキャパシティーを超えて破綻(はたん)するのでは?と、14年ごろから業界内でささやかれていた「2016年クライシス」問題。本欄でも2度取り上げてきましたが、いよいよ正念場の16年秋、新番組シーズンがやってまいりました。地上波とBSで見られるものは、「セカンドシーズン」とか「第3期」といったものまで加えると60本超でしょうか。春より増えたんじゃないのコレ……。

 う~い、こわいこわい、酒でも飲まなきゃこわくて新番組なんか見てられねえや、というのは冗談ですが、飲んでアニメ新番組を見るのは本欄恒例です。では、酒をあおりつつ感想をメモする酔いどれ視聴を始めましょうか。

 「極道戦士ガンダムは2期も好調! 覚醒せよスペースヤンキー、任俠(「にんきょう」と書いてニュータイプと読む)は人の革新だ!」「なのはのジョー」「イケメンがわんさか出てきて歌って踊って甘い言葉をささやくアニメ第1弾」「イケメンがわんさか以下略第2弾」「イケメン以下略第3弾」「敵は歴史修正主義者」「敵は歴史教科書をつくる会社」「おお、ちりちりしたアニメからスタジオの声優トークに切り替わったら、かすみ目が治ったような気分!」「『うんめいっ!』というかけ声で『田園』が流れる これが楽聖渾身(こんしん)のギャグか? 関係ないけど『ベートーヴェン』というギョーザ屋が京都にあるらしい」「セガのゲームは世界いちぃぃぃ! どっこい生きてたキャス子さん」「どうせ僕は脇役おねしょキャラだよー すごいセリフだ!」「最強の飛び道具、小林ゆうの怪テンションがハマる!」

 えー、毎度のことながらロク…

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