日本、最多のメダル41個 リオ五輪、実った改革

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前田大輔 野村周平 能田英二
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 南米初開催のリオデジャネイロ五輪は、17日間の熱戦に終止符を打ち、21日(日本時間22日朝)に閉会式を迎える。大会第16日を終えた20日現在、日本は史上最多の41個のメダルを獲得した。4年後の東京五輪に向けた選手強化にどう生かし、メダルの効果を社会にどう還元していけるだろうか。

柔道はデータ主義徹底

 日本男子が全階級でメダルを取り、「お家芸」復活を印象づけた柔道。男女計12個も過去最多で、日本の総メダル数を押し上げた。

 成功の要因にデータ主義の徹底が挙げられる。

 「感覚に頼るな」。男子の井上康生(こうせい)監督(38)の口癖だ。女子の南條充寿(なんじょうみつとし)監督(44)も、2004年アテネ五輪時にデータ分析班だった経験を元に「先に指導を取った試合は7割勝つ」と客観的な数値に基づき、「先手必勝」の大切さを説いた。

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 迎えたリオ五輪の競技初日…

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