(震災被害に学ぶ)陸前高田に職員 名古屋市、派遣後に勉強会も

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岡戸佑樹
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 名古屋市は震災直後から、市街地が津波にのみ込まれた岩手県陸前高田市に職員を派遣している。その一人、柴田弘さん(42)はプレハブの市庁舎で、約10メートルかさ上げした造成地の図面に、住宅や商店を配置する作業をしていた。

 2014年4月から市街地整備課の職員として働く。名古屋では経理部門が長かったが、陸前高田では復興に向けた区画整理が仕事。災害危険区域に指定され、住めなくなった住民らの意向を調査して、高台や、かさ上げ造成地での配置案を作っている。

 神戸市の実家は、阪神大震災で被災した。恩返しがしたいと、派遣を希望。単身で仮設住宅に暮らし、「仮設はやっぱり寒い」などと住民から悩みを聴く機会も多い。「貴重な経験をさせてもらっている。名古屋市が被災した際や事前の防災に役立てたい」

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 名古屋市が陸前高田市に派遣…

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