(各駅停話)面影橋駅 旅役者、悲話に思いはせ

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編集委員・小泉信一
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 荒川、北、豊島と東京の3区を走ってきた電車はいよいよ新宿区に入る。三ノ輪橋から29番目、早稲田の一つ手前にあるのが面影橋停留場である。神田川にかかる橋にちなんだロマンチックな名前だが、悲しい伝説を忘れてはいけない。

 戦国時代の武士の娘、於戸姫(おとひめ)の物語だ。絶世の美女だったが、自分の身に相次いで起こる不幸から家を出て、亡き夫を思いながら神田川に身を投げたという。

 「胸に迫りますね」と旅役者

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