宝塚線事故後の安全投資、JR6社で1.8倍

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増谷文生 柳谷政人
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 2005年4月25日、兵庫県尼崎市でのJR宝塚線(福知山線)脱線事故を受け、JR各社の安全関連設備投資が事故前の約1・8倍に増えたことが、事故10年を前に朝日新聞社が実施した鉄道事業者アンケートで分かった。大手私鉄の投資額も高水準で推移。事故を機に新たな安全対策が義務化されたことに加え、鉄道各社の安全意識が高まったためとみられる。

 アンケートの対象はJR旅客6社と、地下鉄を除く大手私鉄15社。今年2月から4月にかけて全社から回答を得た。

 04年度から13年度までの投資額は、JR6社合計で3兆9911億円。事故前年の04年度は2659億円、事故が起きた05年度は2665億円だったが、06年度は3857億円に。07年度以降は常に4千億円を超え、13年度は4695億円。04年度に比べて8割増だった。

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