【アーカイブ】将棋ソフト38年、プロ頭脳への道 人間の先入観を捨てて強く

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【2006年11月27日夕刊】

 将棋のプロとコンピューターが対決する「第1回電王戦」で14日、将棋ソフト「ボンクラーズ」が米長邦雄元名人(68)に勝った。コンピューター将棋の歴史が始まって38年。改良を重ねて弱点を解消することで、人工知能がプロ棋士のレベルに追いついた。

 「ボンクラーズ」は、先行する将棋ソフト「ボナンザ」(大発見の意味)を搭載したマシンを複数つないだクラスター(房)を作って読む作業を分担させ、1秒間に1800万手を読めるようにした。ボナンザとクラスターをあわせて命名した。東京都の会社員伊藤英紀さん(49)が開発。昨年の第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝した。

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 「ボナンザ」は2005年…

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