(各駅停話)青梅駅 パパがお出迎えなのだ

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松崎敏朗
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 駅は昭和の薫りに包まれる。クリーム色に塗られた3階建ての駅舎は30日で築90年を迎える。ホームの待合室は木造。駅の発車メロディーは故赤塚不二夫さんの「ひみつのアッコちゃん」。改札に向かう通路には古い映画の看板。そして改札口では見覚えのあるキャラクター像、ハチマキと腹巻きがトレードマークの「バカボンのパパ」だ。

 1950年代から70年代にかけ、駅周辺は西多摩地域最大の繁華街として栄えた。だが、時代の波を受け、空き店舗は増加の一途をたどる。そこで商店街の店主らは考えた。昭和のレトロさを復活させて、まちづくりができないか、と。

 91年、動き始めた。その目…

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