こいつぁオレがいただくぜぇ(小原篤のアニマゲ丼)
私はただいま、イタリア・ベネチアのリド島で開催中の第71回ベネチア国際映画祭に来ています。カジノに使われていた建物の4階、目の前に青いアドリア海をのぞむ広いプレスルームで、心地よい夕刻の海風に吹かれながら原稿を打っております。
しかし、今回のネタはベネチアとは関係ない「ルパン三世」。8月30日に公開された実写版映画です。感想を簡潔にまとめると、小栗旬さんのルパンは素晴らしい! 黒木メイサさんの不二子もお見事。お話は、毎年のテレビスペシャルのようで良くも悪くも「ルパン」らしく……といったところでしょうか。
ほとんどの人が気がかりだったのは、ルパン、次元、五ェ門、不二子、銭形のキャスティングでしょう。いやそもそも、アニメで40年以上慣れ親しんだキャラクターを生身の役者が演じること自体、無理があると思ったのでは?(1974年の実写映画は最初のアニメからほんの3年後でした)
ところが小栗さんは、第一声…
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