マンガ家がマンガを教えるということ。(小原篤のアニマゲ丼)

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 マンガの描き方を教える大学が2000年ごろから全国に増え始め、プロデビューする人も続々現れていますが、「大学でマンガを教える」とはどういうことか? どのように教えているのか? ちばてつやさんら教壇に立つマンガ家3人によるトークライブ「マンガ家がマンガを教えるということ。」を聞いてきました。2日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミティア」の特別企画です。登壇したのは、文星芸術大学(宇都宮市)教授のちばてつやさん、神戸芸術工科大学教授のしりあがり寿さん、そして司会役の京都精華大学准教授BELNEさんです。

 ちばさん「文星で初めてマンガを教えることになって9年目です。学生の数は、初めは16人。今も数は多くはないがマンツーマンで緻密(ちみつ)に教えることができるところだと思っています」

 しりあがりさん「僕は8、9年前から。うちもこぢんまりしてますが『日本で一番厳しい授業』が売りです。その中で僕は、一番ユルい授業を受け持っています」

 BELNEさん「マンガ学部のストーリーマンガコースで教えています。1学年は約70人。1回生から4回生までの実習授業を受け持っています。私は7年目ですが、大学でマンガを教えるとはどういうことか、まだ悩み続けている。このコミティアのような(多くのプロが巣立ってきた)登竜門もある時代に、大学でなければできないこととは?」

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 ちばさん「僕は高卒なので大…

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