(ナガサキノート)校庭は「墓場」になった

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岡田将平・32歳
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福島梅子さん

 小学校の校庭――。そう聞いて何を思い浮かべるだろうか。私の場合、休時間にドッジボールをしたことや放課後にサッカーをしたことを懐かしく思い出す。

 2013年秋、取材で「校庭は墓場になった」という被爆体験記があると耳にした。1983年に退職婦人教職員全国連絡協議会がまとめた体験記集の中の一つで、その本の題名にもなっていた。「墓場」という言葉に衝撃を受けた。何があったのか。筆者の元教師、福島梅子(ふくしまうめこ)さん(87)=長崎市西北町=を訪ねた。

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 被爆当時は19歳で、爆心地

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