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（大竹しのぶ まあいいか：３７４）元気のリレー、よっしゃー(05/19) ミュージカル「ＧＹＰＳＹ」。愛知県刈谷市での公演も無事に終わり、東京に戻った翌日のこと。メンテナンスである大事なマッサージを終え、駐車場までの道を歩きながら、身体に力が入らないことを実感してしまう。…
（大竹しのぶ まあいいか：３７３）植木鉢と謎の粉(05/12) ミュージカル「ＧＹＰＳＹ」東京公演が、先月３０日に無事に千秋楽を迎えた。スタッフのみんなはそのまま休む間もなく次の地、大阪へ。私は、東京での仕事を１日だけこなし、ゴールデンウィーク真只中（まっただな…
（大竹しのぶ まあいいか：３７２）立ちすくんだ私たち(04/21) 「お母さん、桜がかわいそうだよ。お巡りさんに言わなくちゃ」 ３５年前、息子が幼稚園に向かう通園路での出来事……。昨日までそこにあった桜の木が見るも無残に切り取られていた。道の両側に桜が数百メートル続…
（大竹しのぶ まあいいか：３７１）私はできる。必ずやる！(04/14) ９日、ミュージカル「ＧＹＰＳＹ」の幕が開いた。 １月。年明けから歌稽古が少しずつ始まる。テレビドラマ「犬神家の一族」の撮影で岡山、東京を行ったり来たりしながらも音源を新幹線の中で聴く日々。２月。その…
（大竹しのぶ まあいいか：３７０）奈良岡さんのチーズトースト(04/07) それを知ったのは、９日に幕が開くミュージカル「ＧＹＰＳＹ」の稽古中だった。２時間に一度入る休憩時間。急いでおにぎりを頬張（ほおば）り、次のシーンの確認をしていたのだが、なんとなく携帯の電源を入れてみ…
（大竹しのぶ まあいいか：３６９）新聞記者とショータイム(03/24) 観（み）てしまった。やはり観てしまった。１４年ぶりのＷＢＣ世界一に輝いた侍ジャパン。日頃から野球に興味を持っているわけでもないし、ナイターシーズンを待ちわびるということもない私でも、やはりこれは観て…
（大竹しのぶ まあいいか：３６８）大変な時こそ、ファイト！(03/17) ４月９日に幕が開くミュージカル「ＧＹＰＳＹ」の稽古の日々。ミュージカルなどという慣れないものに挑戦して、大変ではあるが楽しい日々ということは先週も書いた。歌ったり、踊ったり、出ずっぱりで覚えることも…
（大竹しのぶ まあいいか：３６７）私はローズ。私をみて(03/10) ４月に幕が開くミュージカル「ＧＹＰＳＹ」。先月から音楽監督、歌唱指導の先生と歌の稽古は始めていたが、いよいよイギリスから演出家のクリストファー・ラスコムさんが来日され本格的な稽古が始まった。 ミュー…
（大竹しのぶ まあいいか：３６６）泣いた笑った桃の花(03/03) 久しぶりに姉妹４人が集まった。皆、都内に住居を構え、幸いにも近距離に住んでいる。とは言え、なかなか４人のスケジュールを合わせるのは難しく（大概は私のスケジュールだが）、お正月以来の再会になった。私は…
（大竹しのぶ まあいいか：３６５）頼んだらスゴ技だった！(02/17) 今週もバタバタと忙しかった。４月に幕が開くミュージカル「ＧＹＰＳＹ（ジプシー）」の歌稽古が始まり、別の舞台の打ち合わせ。そして、ポスター撮り、ＣＭ撮影など、毎日頑張ることだらけであった。夜のちょっと…
（大竹しのぶ まあいいか：３６４）絶対的な愛を知る(02/10) 息子がこの１月で３８歳になりました。つまり、私が母親になって、それだけの年月が流れたことになる。 出産して家に戻り、おっぱいを飲ませ、慣れない手つきでベビーベッドに寝かせる。口をほんの少し開けて笑っ…
（大竹しのぶ まあいいか：３６３）寒さに震えながら想うこと(02/03) まだ夜が明けぬうちに目覚め、真っ暗な山道を１時間ほど車に揺られる。車中から何度朝焼けを見ただろうか。雪がちらつく朝もあった。撮影場所に着いて、衣装さんから肌着に付けてもらったカイロも、外に立つとなか…
（大竹しのぶ まあいいか：３６２）美しき仕事人たち(01/20) 「気をつけてください。滑りますから」。若い女の子のスタッフさんが照らす小さなライトを頼りに、私は山道を下りてゆく。防寒のために羽織っている毛布で両手は塞がっている。しかも衣装は着物だ。一歩一歩注意し…
（大竹しのぶ まあいいか：３６１）はい、変わります！(01/13) 何年振（ぶ）りだろう。お正月、久し振りに親戚たちが一堂に会した。私たち四姉妹と兄。その子供たち、そしてまたその子供たち。下は幼稚園児から上は大学生までが１５人。母から見れば孫１０人、ひ孫１０人だ。大…
（大竹しのぶ まあいいか：３６０）Ｈさんとの優しい時間(01/06) 暮れの３０日、背中に大きなリュックを背負い、紙袋を二つもさげて、その女性はやって来た。数年前まで週に一度、我が家にお食事やら母のお世話をしに来てくださっていたＨさん。今年７５歳になる。 うちを辞めて…
（大竹しのぶ まあいいか：３５９）今年最後に願うこと(12/16) なかなか眠りにつけない。何度も寝返りを打ちながら、ふと見るとカーテン越しに光が部屋に差し込んできた。「あー、とうとう寝られなかったのか」。今日の仕事を考え、どうしようとまた無駄に寝返りを打ってみる。…
（大竹しのぶ まあいいか：３５８）母と息子の２カ月半(12/09) 「俳優は、経験から想像して演技をするということが多いのですか？」と聞かれ、「経験もありますが、それだけではないと思います。例えば、子供に対しての愛情を母親になった者しか表現できないというわけではない…
（大竹しのぶ まあいいか：３５７）４２回、完走しました！(12/02) 舞台「女の一生」大千穐楽（だいせんしゅうらく）の幕が上がる。終戦の年の秋、何もかも無くなってしまった焼け跡に、主人公の布引けいが庭石に静かに座っている。そこへ、左翼活動で捕まっていた初恋の人、栄二が…
（大竹しのぶ まあいいか：３５６）一緒に笑う幸せ(11/18) 今、この原稿を書いているのは、舞台「女の一生」公演の最終地、博多へ向かう機内である。やや出発が遅れたためなのか、夕方の便のせいか、なんだかみんなの顔が疲れて見える。話し声は聞こえない。黙々とみんなが…
（大竹しのぶ まあいいか：３５５）そうだ、攻めなきゃ！(11/11) 舞台「女の一生」が８日、無事に京都公演の千秋楽を迎えることができた。次は博多だ。京都から博多までの１０日間、本当はゆっくりしたいところなのだが、全くそうはいかない日々を送っている。１０月から始まった…
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