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警察庁の統計によると、免許を持つ75歳以上の人は昨年末で約447万人。いまの道路交通法では、75歳以上の人は3年に1度の免許更新時に「認知機能検査」を受けることになっています。2009年に導入された約30分の筆記テストで、記憶力と判断力を測ります。これらの力が低いと「1分類」、少し低ければ「2分類」、問題ないと「3分類」と判定されます。1分類の人が道路を逆走したり信号無視をしたりすると、医師の診断を受けなければなりません。
法改正後は、より多くの人が診断を受けることになります。1分類と判定された人は、交通違反をしなくても対象となるからです。2014年に認知機能検査を受けた人は全国で約143万8千人。約5万3千人が「1分類」と判定され、1236人が医師の診断を受けました。新しい制度では、受診が必要な人は数万人に増えるとみられています。
1986年生まれ、東京都出身。2009年入社、東京本社校閲センター。大学ではクラシックギターのサークルに所属。「校閲のギャンブル担当」を自称するが、馬券の神には見放されている。好きな馬はグラスワンダー。