京アニ放火、容疑者「夢は大金持ち」 30代で一転……

有料記事京アニ放火

長谷川健 長野佑介 関口佳代子 野崎智也
[PR]

 34人が死亡、34人が負傷した「京都アニメーション」第1スタジオの放火事件から25日で1週間がたった。殺人などの容疑で身柄を確保された青葉真司容疑者(41)の容体は重篤なままで、事件の背景を語れない。知人らによると、10年ほど前から周囲と衝突するようになったという。

 趣味は「テレビゲーム」で、将来の夢は「大金持ち」――。青葉容疑者は、小学校の卒業文集やアルバムに、そう書いていた。

 同級生らによると、現さいたま市の公立小中学校に通った。小学校ではサッカークラブに所属していた。中学は休みがちだった。同級生たちは「目立たず、おとなしい人」と口をそろえる。

 「まじめな青葉君がなぜ事件を起こしたの……」

 青葉容疑者は10代だった1995年から、埼玉県文書課(当時)の非常勤職員として働いた。上司だった女性は、事件を伝える新聞を読み、そうつぶやいた。

 女性によると、青葉容疑者は…

この記事は有料記事です。残り1039文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら