メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 第46回総選挙
  3. ニュース
  4. 記事
2012年12月17日3時41分

印刷用画面を開く

この記事をスクラップ

このエントリーをはてなブックマークに追加

公明、3年ぶり政権復帰 自民圧勝で存在感低下懸念

写真・図版

当選者の名前に印をつける公明党の山口那津男代表。右は松あきら副代表=16日午後8時59分、東京都新宿区、関田航撮影

 自民党と選挙協力をした公明党は、自公連立政権に参加する。3年ぶりの政権復帰だが、自民党が議席を大きく増やしたことで存在感の低下が懸念材料だ。

 自民党の安倍晋三総裁は選挙中から「自公政権」を明言してきた。公明党の山口那津男代表も16日夜、記者団に「きょう幹事長間で交わした内容も『基本的に自公がしっかり連携していく』ということだ。その点は揺るぎないと思っている」と強調した。

 ただ、安倍氏は憲法観などで日本維新の会の石原慎太郎代表と考え方が近い。「福祉と平和の党」を旗印とする公明党としては相いれない主張だが、石原氏は11月末の党首討論会で「憲法見直しに同意しない公明党と連立する限り、自民党に期待できない」と安倍氏に公明党と離れるよう要求。圧勝で勢いに乗る自民党が主導権を強めれば、公明党の存在意義が問われかねない。

 山口氏は選挙戦を通して「ハンドルを握って日本のかじ取りを間違えないようにする」と訴え、自民党が公約に掲げる集団的自衛権の行使や国防軍創設に、批判的な発言を繰り返した。17日未明の会見でも、憲法改正について「優先度の高い緊急のテーマではない。時間をかけて幅広く議論することが重要だ」と釘を刺した。

 一方で民自公3党で設置に合意した社会保障国民会議をテコに、参院選までは3党の協調路線を視野に入れる。社会保障で公明党の政策の実現を図る構えだ。

検索フォーム

記事一覧

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

選挙などの日程

衆院議員選挙公示 12/4(火)
衆院議員選挙投開票 12/16(日)
期日前投票期間 12/5(水)〜15(土)
選挙ステーション
朝日新聞で見る選挙のすべて

Ads by Google