衆参各議員の政党支部と資金管理団体の政治資金収支報告書(2011年分)について、中央・地方分を朝日新聞が集計したところ、最もお金を集めた上位20人のうち13人を自民党議員が占めた。民主党は2人。政治家個人の資金収集力で両党間の差がはっきり表れた。
上位20人では、過去2年連続で首位だった小沢一郎氏(日本未来の党)は今回、2億3290万円で2位に。1位は徳田毅氏(自民党)の2億5185万円で、総収入のうちパーティー収入が約1億7千万円あった。
上位20位にはほかに、麻生太郎、町村信孝両氏といった自民党の派閥領袖(りょうしゅう)クラスや、第三極からも亀井静香氏(未来)、平沼赳夫氏(日本維新の会)ら、かつて自民党に属したベテラン勢が入った。
民主党で上位20人に入ったのは、16位の平野博文氏(1億2042万円)、18位の岡田克也氏(1億1954万円)の2人だった。
議員全体の収入の平均は3342万円。うち自民党の平均は5156万円、民主党の平均はその約半分の2580万円で、ここでも資金力の差が表れた。
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