「日本を根本から変えたい」。千葉5区に立候補したみんな新顔の渡辺耕士氏(57)が出陣式で訴えた。
第三極の3人を含め、7人がひしめく。
「維新には絶対に負けられない。われわれには地域で3年間活動してきた実績がある」。渡辺氏の陣営幹部は、維新への対抗心をむき出しにした。維新新顔の木村長人氏(48)は11月上旬までみんな公認で立候補する予定だったからだ。維新の公募に応じていたことがわかり、みんなは急きょ渡辺氏の擁立を決めた。
みんなの地方議員は「裏切った」と憤りを隠さない。維新候補がいるところに、みんなが対立候補をぶつけたのは異例だ。
一方、木村氏は「出たい人が出るのはしょうがない。でも、票の食い合いになって第三極への票が割れれば、自民が有利になる」と不安を漏らす。
未来は解散から6日後に前職の相原史乃氏(38)を立てた。前回は民主の比例南関東ブロック選出で、活動の基盤は神奈川県。見知らぬ土地での戦いだが、生活から合流して支持を訴える。
過去3回は、民主と自民の同じ顔ぶれで勝者が入れ替わってきた。
民主前職の村越祐民氏(38)は「政権交代の前か後かを選択してもらう選挙だ」、自民元職の薗浦健太郎氏(40)は「後援会のみなさまの地道な一票一票。この積み重ねしかない」と支持を訴える。共産新顔の浅野史子氏(42)、無所属新顔の赤塚裕彦氏(54)も立候補した。
衆院議員選挙公示 | 12/4(火) |
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衆院議員選挙投開票 | 12/16(日) |
期日前投票期間 | 12/5(水)〜15(土) |