沖縄1区では、国民新党の幹事長で現職閣僚の下地幹郎氏(51)が、自民新顔の国場幸之助氏(39)に敗れた。
秋の内閣改造で郵政民営化・防災相として初入閣したばかり。閣内不一致を避けようと、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対という持論を「封印」した。
選挙戦ではこうした言動が「沖縄への裏切りだ」と批判され、弁明に追われた。対抗する自民陣営には仲井真弘多(ひろかず)知事や公明県議らがついた。「平和の1議席を守ろう」と自民候補が訴えるねじれた構図だった。
50代で当選4回。テレビに出演する一方、地元の小さな集会にも顔を出した。沖縄への一括交付金導入などを「実績」としてアピールした。連立パートナーである民主批判の嵐に、「政権に対する逆風ではなく、私の力のなさ、説得力のなさだ」と敗因を語った。
衆院議員選挙公示 | 12/4(火) |
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