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2012年12月16日21時22分

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維新・松野頼久氏、熊本1区の議席失う

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比例区での当選が決まり、支持者の拍手に迎えられ選挙事務所に入る松野頼久氏=16日午後8時14分、熊本市中央区、溝脇正撮影

 熊本1区では、維新の「九州の顔」ともいえる前職の松野頼久氏(52)が、自民元職の木原稔氏(43)に議席を奪われた。

 鳩山内閣で官房副長官を務め、民主政権の中枢にいたが、消費増税を「公約破り」と批判し、9月の維新結党に参加。「しがらみのある民主や自民などの既成政党に改革はできない。新しい政治を」と訴えた。

 だが、熊本3区の民主候補で、松野氏の元秘書が11月に突然、維新入りを決めて事態が変わった。労組幹部が「松野は負ければいい」と憤慨。約3万の集票を誇り、過去4回の当選を支えた連合熊本の支援を失った。陣営幹部は「太陽の党の合流で、改革イメージが崩れた」と嘆いた。

 比例で復活したが、松野氏は支援者の前で「すべて私の不徳の致すところ。原点に戻ってもう一度頑張ります。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

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