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公式戦初安打が先制タイムリー 山梨学院の岩城「正直、ほっとした」

2024年3月26日20時08分

朝日新聞DIGITAL

 (26日、第96回選抜高校野球大会2回戦 山梨学院4―0創志学園)

 低反発バットのご時世、打撃戦は想像し難いから、やはり先制点がものを言う。山梨学院の岩城敦仁は二回、2死一、二塁から中前へ適時打を放った。「正直、ほっとしたのが一番でした」。冬のひだまりのような笑顔だった。

 急に回ってきた出番だった。二回、遊撃手の平野天斗が左人さし指を負傷したため、二塁へ入った。「いきなりの交代ですごくどきどきした。正直、ちょっと不安でした」。秋の公式戦は6試合に出場も、打席に入ったのは1度だけで三振だった。この日のタイムリーが公式戦初安打となった。

 兵庫県加古川市出身。寮や室内練習場などの環境の良さにひかれて山梨へ。昨春の優勝シーンはアルプス席で見た。「みんな格好良かった。センターの星野(泰輝)さんとか」

 二回の攻撃前、円陣で吉田洸二監督から「関西の子は関西に帰って来たら活躍する。落ちついてやれ」と声をかけられた。「とてもうれしかった。気持ちが楽になった」

 緊張しいの2年生は、二塁ベース上で控えめに右腕を振った。(堀川貴弘)

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