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等身大のブログが好評 中央学院のマネジャー「後悔残らないように」

2024年3月27日08時00分

朝日新聞DIGITAL

 甲子園で20日に悲願の初勝利をつかんだ中央学院では、マネジャーが始めたブログが好評だ。3年生の3人と2年生の2人がつづる野球部の日常は、選手や保護者から親しまれている。

 3月11日は、大会に向けて50人を超える部員全員にお守りを渡した様子を投稿した。

 「今回はミサンガ、アイロンビーズ、フェルトのお守りを作り、3つを合体させて1つのお守りにしました」

 「ミサンガには願いを叶えるという意味、アイロンビーズにはセンバツ出場の感謝の思い、フェルトのお守りには無敵に戦って欲しいという思いをそれぞれ込めています」

 選手一人ひとりがお守りを手に持ち、笑顔でカメラに目線を向ける写真も並べた。

 「たくさんの人に等身大の選手たちを知ってもらいたい」

 ブログを始めたのは、3年生の糠谷実咲さんと福田真央さん、中村彩夏さんが1年生だった2022年12月ごろ。相馬幸樹監督(44)に民間企業の広報担当者を紹介してもらい、著作権やホームページの運用方法などを教えてもらった。寮生活の選手たちの姿を保護者に少しでも伝えたいという思いもあった。

 「週1回の投稿が目標です」と中村さん。糠谷さんは「私たちも後悔が残らないように。野球に集中できる環境を整えたい」と話す。

 選手たちのために練習試合で公式戦の雰囲気を出そうと、アナウンスも始めた。球場で実際にアナウンスをしている担当者からコツを学び、マネジャー自身もYouTubeを使って声を出す訓練を重ねた。

 名前の言い間違いや敬称の呼び方のミスを減らし、昨秋の千葉県予選では初めて公式戦のアナウンスを務めた。福田さんは「イメージしていたマネジャーの仕事とは違ったが、他のチームではしないことができている」と話す。

 中央学院は1回戦で耐久(和歌山)を7―1で破り、27日の2回戦第1試合(午前8時半開始)で宇治山田商(三重)と対戦する。野球部マネジャーブログは(https://cgh-baseball-blog.mystrikingly.com/別ウインドウで開きます)(杉江隼)

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