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創志学園と別海、両監督が描く「勝ち筋」は センバツ20日に対戦

2024年3月19日18時30分

朝日新聞DIGITAL

 第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に出場する創志学園(岡山)は大会第3日の20日午前9時から21世紀枠の別海(北海道)と対戦する。(大野宏)

 初戦を前に、創志学園の門馬敬治監督(54)と別海の島影隆啓監督(41)に相手チームの印象や抱負を語り合ってもらった。

 ――相手の印象は

 島影 何度も甲子園に出ていて、門馬監督は優勝も経験している。強豪のイメージしかない。

 門馬 北海道勢は近年、甲子園で上位に勝ち上がってくる。レベルが上がっている地区でベスト4に入った素晴らしいチーム。

 ――チームの状態は

 島影 いろんな方の支援を受けて鹿児島での合宿や関東での練習試合もでき、だいぶ自分たちの試合ができるようになっている。

 門馬 強さはないが、粘りがあるチームだ。甲子園は力を持ったチームではなく、力を発揮できたチームが勝ち上がっていく。しっかり準備をしたい。

 ――警戒する選手は

 島影 投手は左右の二枚看板がいて、打線も左打者を中心に素晴らしい。すべての選手を警戒するべきだと思っている。

 門馬 エースの堺暖貴投手の投球術が一番のポイント。秋は回数を投げているのに被安打が非常に少なく、道大会でも優勝した北海を苦しめた。勝負強い中道航太郎主将につなげるよう、チームとして構成されている。

 ――理想の展開は

 島影 粘ってロースコアに持ち込み、少ない好機をものにするしか勝機は無い。立ち上がりをしっかり守って堺選手を中心にリズムを作りたい。

 門馬 朝一番からの初戦で、両チームの選手にとって初めての甲子園。島影監督が言うように、立ち上がりが大事になる。

 ――意気込みは

 島影 相手は同じ高校生、と思って戦う。いつも通りにはできないと思うが、いつも通りにやるための準備はしっかりやって、全力で勝ちにいきたい。

 門馬 選手たちは心躍り、心揺れながら、野球をやることになる。相手より1分1秒でも早く、普段の自分たちのグラウンドのようにできたらと思う。

 ――最後に抱負を

 島影 たくさんの方のおかげで、憧れの甲子園に出場できた。感謝の気持ちを忘れず、一戦一戦、一球一球、全力で戦いたい。

 門馬 試合前の最後の最後まで強くなれる、と選手には言い続けている。ユニホームの名前が見えなくなるくらい、泥だらけになってぶつかっていってほしい。

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