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近江、初戦で敗れる 熊本国府にタイブレークの末に1-2 選抜

2024年3月19日10時15分

朝日新聞DIGITAL

 大会第1日の18日、近江(滋賀県彦根市)は第3試合で熊本国府と対戦した。昨秋の九州大会王者を相手に緊迫した投手戦を演じたが、延長タイブレークの末に1―2で敗れた。2年前は準優勝だったが、今大会は初戦で姿を消した。

 (18日、第96回選抜高校野球大会1回戦 熊本国府2―1近江)

 監督から先発を言い渡されたのは今朝。近江エースの西山恒誠投手(3年)が、九回まで熊本国府を1点に抑える堂々とした投球を見せて、期待に応えた。

 昨夏の甲子園のマウンドも経験し、秋以降に安定感が増した。10月の近畿大会初戦では76球で完封する快投を見せた。一方、チームは打撃力が思ったように上がらず、多賀章仁監督は「西山が完封しないと勝てない」と期待を寄せた。

 この日は、立ち上がりは緊張がみられ、初回から三塁に走者を背負った。三回に味方が先取点を取って楽になったが、直後に同点に追いつかれた。

 四回からは本来の投球を取り戻した。縦に落ちるスライダーを軸に、五~七回を三者凡退に抑えた。九回裏は2死一、三塁のピンチを無失点で切り抜けた。

 1人で投げきり、14三振を奪った。延長十回の最後は、外角への直球が力んで暴投になり、サヨナラ負けを喫したが、高橋直希捕手(3年)は「選抜という緊張する舞台でエースらしい投球をしてくれました」。

 昨秋以降、体幹トレーニングなどに取り組んだ。「夏に向けてもっと走り込みを多くしたい」。エースは先を見据えた。(仲程雄平)

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