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広陵の先導役はムードメーカーの3年生 春の甲子園開幕、選手ら行進

2024年3月18日15時00分

朝日新聞DIGITAL

 21年ぶり春の頂きへ――。広陵は18日、阪神甲子園球場での第96回選抜高校野球大会の開会式に臨んだ。選手20人は腕を力強く振りながら、グラウンドを行進。先導したのは、ベンチ外となった桶舎(おけしゃ)椿選手(3年)だった。

 桶舎選手は三塁手。語り口は落ち着いているが、エースの高尾響投手(同)に言わせると、「ムードメーカーみたいな存在。明るくて笑わせてくれる」。中井哲之監督は「3年生に選ばせたら、みんな桶舎じゃって言った」と先導役に起用した理由を明かす。

 桶舎選手は「選ばれた時には驚きました。練習の時に周りをよく見て、率先して手伝うよう心がけているので、それを見てくれていたのかなと思います」と話す。「甲子園に連れてきてくれた仲間には感謝しかない」と桶舎選手。夏のベンチ入りへの思いも胸に、球場を行進した。

 開会式後、只石貫太主将(同)は「いよいよだなと思った。去年負けた悔しさを胸にやってきた。優勝して、先輩やお世話になっている人にいい報告をしたい」と意気込んだ。広陵は第4日の21日第2試合(午前11時半開始予定)で高知と対戦する。(根本快)

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