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敦賀気比監督「投手陣の踏ん張りに期待」、明豊監督「失敗おそれず」

2024年3月19日01時16分

朝日新聞DIGITAL

 18日開幕した第96回選抜高校野球大会の開会式が阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われた。南から北の順で入場し、北信越地区代表の敦賀気比は17番目に行進。甲子園は初めてという選手もいて緊張も見られたが、しっかり声を出し、足をそろえ、行進した。

 式を終えた西口友翔主将(3年)は「ついに始まったな、という感じ。この舞台で試合をすると思うとわくわくしてきた」と語った。そのうえで19日第2試合の明豊(大分)戦に向けて「しっかり守り、粘り強く戦う。どんな形でもいいから勝ちきる」と語った。

 昨夏の福井大会は準々決勝で敗退し、春と夏の甲子園の連続出場は5で止まった。ただ、昨秋の北信越大会で準優勝を果たし、2021年から続く選抜大会の連続出場を4に伸ばした。(長屋護)

     ◇

 敦賀気比は19日の第2試合で明豊(大分)と対戦する。敦賀気比は4年連続11度目、明豊は3年ぶり6度目の出場となるが、夏の選手権大会を含めれば両校とも甲子園の常連校だ。試合を前に敦賀気比の東哲平監督、明豊の川崎絢平監督に意気込みなどを聞いた。

 ――チームの状態は

 敦賀気比・東監督 (インフルエンザの流行で)選手の調子が上がらなかったが、動きはよくなってきた。

 明豊・川崎監督 大きなけが人もなく、練習も順調だ。緊張感もあり、良い状態で試合に入れそうだ。

 ――相手校の印象は

 敦賀気比・東監督 投手は野田選手、一ノ瀬選手が中心。打者は1、2、3番に好打者がそろい、まとまった良いチームという印象だ。

 明豊・川崎監督 竹下選手という核となる投手がいる。打線も足の速い打者、長打力のある打者などバランスが取れている。

 ――カギとなる選手は

 敦賀気比・東監督 無駄な失点を防ぎたい。竹下、米田、東川の投手陣が踏ん張り、試合をつくることが、大事だ。

 明豊・川崎監督 継投のタイミングを含めて投手陣が失点をどれだけ少なくするかだ。守りがきっちりできるか、どうかだ。

 ――理想の試合展開は

 敦賀気比・東監督 こちらは打力があるチームではない。ミスを少なくし、ミスが出ても全員でしっかりカバーする。ロースコアで最後は1点勝っていたい。

 明豊・川崎監督 投手は3点以内に抑え、打者は3点以上を取る。後半まで競った試合に持ち込み、勝機を見いだす。序盤の試合の入りをきちんとしたい。

 ――試合への意気込みは

 敦賀気比・東監督 4年連続出場だが3年連続で初戦で敗退している。調整が難しい時期もあった。今年はある程度、準備もできており、初戦を勝ちたい。

 明豊・川崎監督 練習してきたことをどれだけ出せるかだ。春は負けても、夏に取り返す機会がある。失敗をおそれず、思い切ってやらせたい。(長屋護)

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