新潟大付属新潟小学校

新潟県新潟市

平和の視点で五輪議論、記事読み意見発表

平和学習で「フォー・スクール」を活用しているのは、新潟大学付属新潟小学校(新潟市)です。6年生国語の単元「平和のとりでを築く」では、2020年の東京開催が決まったオリンピックを、平和の視点から考える授業をしました。

電子黒板で前回の東京五輪の聖火リレーの映像を上映

同校は2013年夏、これまでのパソコンをiPadに入れ替え、81台を導入。高学年を中心に、コンピューター室や通常教室の授業で活用しています。

同年9月の授業では、片山敏郎教諭が「オリンピックはなぜ『平和の祭典』と言うのか」と児童に問いかけ、電子黒板で前回の東京五輪での聖火リレーの映像を流して印象を尋ねました。また、東京で、いまの時代に開催する価値についても考えさせます。

五輪を開催する意義について書かれた記事をiPadで読む

「フォー・スクール」を使う場面では、児童らに「『オリンピック』と『価値』で検索して、3番目に出てくる記事を読みます」と指示。6年1組の36人が一斉に画面上で指を動かし始め、記事検索の窓に「オリンピック」「価値」と入力しました。

お目当ての記事は、識者が五輪開催の意義について意見を述べたオピニオン面「耕論」の「だから東京オリンピック」です。社会学者・開沼博さんの「福島、世界に見てもらおう」、建築家・隈研吾さんの「成熟示すヒューマンな街」、タレント・毒蝮三太夫さんの「国籍超えてムカデ競争」といった3人の意見をよく読み、誰の考え方に共感し、自分としてはどんな五輪になるといいかについてノートにまとめます。

意見交換をしながら記事の内容を確認する児童ら

意見がまとまったら、お互いにクラスメート3人以上に伝え合い、その後、意見を発表しました。

児童らからは、隈さんに共感して「優しい街づくりをすれば五輪が終わった後も長く盛り上がるし、日本全体が優しい街になる」。毒蝮さんの考えには「お年寄り自身が楽しめる競技があれば、宗教や国境を越えた関わりができる」といった意見が出ました。また、開沼さんの意見を受けて「世界が安心して参加できる五輪になってほしい」と願う意見もありました。

新潟大学付属新潟小学校

片山教諭は「フォー・スクール」を活用する授業について、「基本的には『ニュースがわからん!』など分かりやすい記事で押さえて、そこから展開していきたい」と考えます。また、「5年分の過去記事が読めたり、新しい記事がどんどんアップされたりするのは、とてもありがたいです」と話していました。