群馬県立 桐生高校

群馬県桐生市

話題の「人」紹介、記事で情報収集

群馬県立桐生高校(群馬県桐生市)は、2年生の現代社会の授業で「フォー・スクール」を採り入れています。2013年10月にあった授業では、クラスが5人前後の班に分かれ、社会に影響を与えている「人」をテーマにする発表を行いました。

地元出身の人物を採り上げ、「桐生織」について発表する生徒たち

発表のポイントは「分かりやすく伝える」ことです。生徒たちは事前に「フォー・スクール」で、各方面で活躍する人を紹介するコラム「ひと」や、人がテーマの記事から関心のある人物を選択していました。

その人が社会とどう関わり影響を与えたか、その人から派生する事柄にはどのようなものがあるのか、記事検索機能を活用して情報を収集。さらに、それらの情報を裏付けるため、関連施設や専門家へのインタビューも行い、生の声を反映させました。

ある班は、地元・桐生市出身のテキスタイル・プランナー新井淳一さんを取り上げ、過去に掲載された関連記事を探して、その人となりを調べました。派生して出てきた「桐生織」についても、織り方や歴史、現在の形態などを織物記念館に取材し、その内容を織り交ぜながら発表しました。

阿左見充良教諭(右)のアドバイスを受けて各班の発表について意見をまとめる

他の班の生徒たちからは「後継者はいるの?」「織り方はどうなっているの?」など様々な質問の手が挙がりましたが、事前に調べていた情報をもとに的確に答えていました。

他の班もコラム「ひと」に掲載されたイグ・ノーベル医学賞を受賞した新見正則さんや、スマートフォン用ゲーム「パズドラ」を生んだ森下一喜さんらを採り上げて詳しく紹介していました。

群馬県立桐生高校。文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール」の指定を受けている

最後にどの班の発表がよかったか話し合い、その理由を発表。「スライドが分かりやすく話がまとまっていた」「知らない事柄や用語も分かるように説明していた」など、聞き手に「分かりやすく伝える」ことができた班に拍手が送られていました

担当の阿左見充良教諭は「社会で活躍する人を研究し、自分と社会との関わりについて考えるきっかけがつくれればと考えました。『フォー・スクール』は分野別に分かれているので、人を出発点に考えさせるのに有効でしたし、そこから関連する情報を探るのにも役立ちました。興味・関心があることをどんどん広げていかれるのが魅力ですね」と話していました。