岡山県立 岡山城東高校

岡山県岡山市

小論文対策、技あり検索

岡山県立岡山城東高校(岡山市)では、通常の授業に加えて、有志を集めて図書室で活用しています。

畝岡教諭 は「生徒たちは検索機能の使い方を案外知らないんですよ」という

取材に訪れた日は、放課後に「サーチャー技術を磨こう!!」と題した図書館講座が開かれていました。小論文や面接対策で重要な最新の時事問題について、検索機能を使いこなして必要な情報を効率よく手に入れようというねらいです。

「自分が調べたい言葉を入れてみて」。畝岡睦実教諭が声をかけると、1〜3年、9人の生徒がパソコンに向かい、思い思いの言葉を検索窓に打ち込んでいきます。

新聞本紙で気になった言葉を、「フォー・スクール」で検索する

管理栄養士を将来に思い描いているという赤松真妃さん(18)は「栄養」と入力して検索された約9千件の記事を前に困惑気味。そこで助言に従い「管理栄養士 試験」と入れ直すと40件あまりに絞り込まれました。「これなら読みたいものがあるかも」 

畝岡教諭は、「紙の新聞を取っている家庭が少なくなってきているので、新聞にじっくり触れるのが初めてという生徒もいる。いきなり記事のコピーを配っても、読み切れないんです」と話します。新聞本紙で読んで意味がわからない言葉を「フォー・スクール」で検索してほかの解説記事を読んだり、関連記事を探したりと、紙とデジタルを補完し合いながら一つのテーマを読み解いていくことも多いそうです。

「新聞だけだと難しかったけれど、デジタルで検索した記事も一緒に見るとわかりやすいです」と田坂大輝さん(18)は話していました。

岡山県立岡山城東高校

的確なキーワード検索は目的の記事にたどりつく近道ですが、一方、さまざまな記事を目にすることで新しい発見につながるのも、新聞というメディアの特長です。

「科学」との漠然とした言葉を検索した且原啓さん(16)。宇宙線から昆虫、インディアンまで4万6000超の膨大な検索結果を目にして、「『科学』って言ってもすごく幅広い話題があるんだなあ」と驚いていました。

「新聞は言葉の力を磨くには最適な教材。社会や世界につながるきっかけになることも生徒たちには知ってもらいたい」と畝岡教諭は話します。「紙の新聞で全体をくみとり、デジタルで検索するという使い方で、もっと新聞に触れてほしいと思っています」