倉谷うららの〈海洋生物・ながぐつ日誌〉

倉谷うらら。愛知県生まれ。海洋生物研究家。英ウェールズ大学バンガー校卒。 所属学会は日本付着生物学会、日本動物学会、日本古生物学会。趣味は長靴をはいて潮だまりや干潟の小さな生きものを観察すること。 特にフジツボ、イソギンチャク、付着性二枚貝、コケムシなどの「固着して生きる海洋生物」に果てしない魅力を感じる。 著書に「フジツボ 魅惑の足まねき」(岩波科学ライブラリー)

ドキドキする仲間

昨年5月に始めたこの連載も今回で最終回。過去3回はイガイ→タイラギ→ハボウキという、糸を出す貝について紹介した。ちょうど、最終回のテーマを考えていたころ、国立科学博物館研究員の恐竜博士、真鍋真先生から電子メールが届いた。岩手県の女子高校生が書いたリポートが添付されていた。寺本沙也加さんはムラサキインコを研究している。インコと言っても鳥ではない。イガイの仲間で、“足糸”で付着する3センチほどの二枚貝…写真付き記事(5/23 11:00)

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